重だるい肩こりや、背中のツッパリ感、慢性的な腰痛など、人それぞれ体の悩みはあるかと思います。特に30代以上の方々は定期的に整体やマッサージ、鍼灸、エステなど、体のメンテナンスのためにサロンに通っている方も少なくないかと思います。
ですが、定期的に通っていても体の不調が改善されない…。施術を受けた直後は良いけれど、2~3日で元の状態に戻ってしまう…。こういったお悩みをお持ちの方は多いですよね？
ではなぜ、定期的に通っていてもすぐに元通りになってしまうのか？？
それは「生活習慣」に問題があるからなんです！今回は、痛みや不調に悩まされない体にしていくためにはどのような生活習慣を意識しなければいけないのか？整体師目線から必要なことをお伝えしようと思います。
痛みをとるための生活習慣7選
筋肉の質を良くするための食事
痛みの再発を防ぐための大きなポイントは「体作り」です。そのためには毎日の食事から栄養を摂ることが大切です。体を作る基本となる「炭水化物、脂質、たんぱく質」をしっかり摂取することを意識しましょう。
特に凝りやすい体の方は「たんぱく質」が不足している可能性があります。凝りを生むのは筋肉です。その筋肉を構成しているたんぱく質をしっかりと摂取しないと、「筋肉の質」は変わってきません！肉や魚など毎日の食事にとりいれていきましょう！
また、1日の疲労をしっかりと回復させて筋肉のダメージを抑えるビタミンやミネラルも不足しないようバランスのよい食事を心がけましょう。
ストレスをうまく発散させる
体の凝りや痛みは「ストレス」によっても引き起こされます。その理由は、ストレスによって体の様々な機能を調節する自律神経が乱されてしまうからです。
自律神経には、活動的なときに優位になる交感神経と、安静時に優位になる副交感神経があり、ストレスを感じたときは交感神経が優位になります。その結果、血管が収縮して血行が悪化し、筋肉に凝りが発生してしまうのです。
睡眠時間を確保する
疲れやすい体、痛みや凝りが現れやすい体の方は睡眠時間も足りていません。
睡眠時には脳の視床下部で成長ホルモンと呼ばれる物質が生成されます。成長ホルモンは筋肉や骨、体組織の成長を促すだけでなく、疲労回復や筋肉の修復にも使われているホルモンです。
午後10時から午前２時の「ゴールデンタイム」は成長ホルモンが多く分泌される時間帯とされています。遅くとも午後12時までには寝て、成長ホルモンが出やすい状態にしましょう。
また、一般的に必要だと考えられている7時間の睡眠時間確保を目指し、日中の体調などをセルフ観察しながら自分に最も合った睡眠時間を見つけましょう。
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運動習慣をとりいれる
そして、健康な体を作るために必要だと分かっていながらもなかなか実践できないのが「運動」ですね。
運動は、関節可動範囲を広げたり、筋肉が固まらないようにするため、筋肉をほぐして血行をよくしていくことができます。長時間のデスクワークなどで普段あまり動かさない関節を動かしたり硬くなった筋肉を動かしていくと、関節や筋肉もほぐれて血行が改善されます。
血行がよくなると、筋肉への栄養素や酸素などの供給が改善して老廃物が減少、その結果、老廃物による神経への刺激も減り、発痛物質が生成されにくくなるため、痛みや凝りが現れにくい体にしていくことができるのです。
運動の効果を実感するには最低1ヶ月続ける必要があります。さらに楽しみながら続けることが大切なので、ご自身に合った運動をみつけて継続していきましょう。
ストレッチをする
仕事や体質などによって疲れが溜まってくる箇所が違います。そこで重要なのが、血行を促進し、疲労を軽減させる「ストレッチ」です。
ストレッチによって筋肉の緊張をほぐして血流を改善し、痛みのもととなる物質を取り除いていきましょう！最近では多くのストレッチ動画が存在しています。各々が気になる箇所のストレッチ方法を確認して最低でも1日に10分、寝る前などに時間をつくって筋肉を伸ばしていきましょう。
入浴をして血行促進
38～40℃程度のぬるま湯に15~20分ゆっくりつかることで、全身の血行が良くなり凝りや痛みを防ぐことができます。また熱いシャワーと冷たいシャワーを2～3分ごとに交互にかけ、最後は熱いシャワーをかけるという方法も不調の予防に役立ちます。
整体やマッサージで月1のメンテナンス
個人的にとてもおすすめしたいのが整体サロンやマッサージ店などでの月1のメンテナンスです。
定期的に運動をしたり、毎日ストレッチしなければいけないのは分かってはいますが、時間がつくれなかったり継続そのものが難しかったりしますよね？そこで、月に1度で良いので体のプロにお任せしてメンテナンスをしてみてはいかがでしょうか？
コストはかかってしまいますが、毎日の労力を考えると月に1度だけなら頑張れるのではないでしょうか。ご自宅から遠い有名サロンに行く必要はありません。ご自宅から一番近いサロンを見つけて健康な体を維持するためにメンテナンスしてみてください！
寝具の見直しも大切です！
痛みや凝りの少ない体にしていくためには、寝具の見直しも大切になってきます。
例えば、高すぎる枕を使っていると首や肩に負担をかけてしまい、ただ寝ているだけで首凝りや肩こりを引き起こしてしまいます。
また、布団が柔らかすぎると、腰が沈み込んでしまって首から腰にかけての背骨のS字カーブが崩れて腰に負担をかけてしまいます。
枕はできるだけ肩まで乗っかる大きめのもの、頭がが適度に沈む柔らかさのものを選ぶと良いです。また、布団は体が沈みこみすぎない硬さの物を選びましょう！
まとめ
いかがでしたか？
週に1回整体に通っていても、なかなかお体が改善されて行かない方は今回ご紹介した生活習慣の見直しをしてみてください。体の不調は生活習慣の悪いクセから引き起こされます。健康な体を維持していくために自分自身としっかり向き合って日々の努力を怠らないようにしていきましょう！