加齢とともに気になり始めるほうれい線。ほうれい線が濃くなってくると見た目年齢が上がってきてしまうので悩んでいる方も多いかと思いますが、皆様は何か予防や改善のためのケアはしておりますか?
こればっかりは防ぎようがないと諦めている方も少なくないかと思いますが、毎日の頑張りしだいでほうれい線を薄くしていくことが可能です。
今回は、ほうれい線とはそもそも何なのか?なぜ加齢とともに濃くなってしまうのか?ほうれい線予防のための方法や、改善させるための方法まで「整体師目線」の濃い内容でお伝えしていこうと思います。
これまで多くのスキンケアを試してもなかなか効果を得られなかったという方はぜひ参考にしてみてください!
ほうれい線とは?
ほうれい線とは鼻の両側から唇の両端にかけて伸びるシワのことです。正確にはシワとは異なるのですが、笑った時などにシワのように目立つために気になる方も多いかと思います。
肌のハリや生まれつきの骨格などから、目立ちやすさには個人差がありますが、主に30代以降から目立ち始め、加齢とともに溝が深くなっていきます。
ほうれい線が深くなってくると「見た目年齢」を上げる要因となってくるため、いかにほうれい線を濃くしないか、または改善させていくか大きな課題ですね。
ほうれい線ができる原因7選
表情筋が使えていない
ほうれい線ができる大きな原因が「表情筋を使わなくなること」です。
表情筋はその名の通り、笑ったり怒ったり表情を作る際に使われる筋肉です。この表情筋は、スマホやパソコンを長時間見ることによって自然と無表情になり、顔の筋肉を使わなくなると徐々に衰えてきます。
この表情筋が衰えることで、顔にハリがなくなり、ほうれい線ができてしまいます。
猫背
猫背になると、背中が丸まりうつむきがちになります。うつむきがちになると重力によって下方向に力が加わり、頬がたるんでほうれい線が生まれてしまいます。
また、頬のたるみは急激な体重の増減によっても悪化することもあります。無理なダイエットによる体重減少や、暴飲暴食・運動不足による体重の増加には注意が必要です。
片方でばかり物を噛む
食事をするときに、片側ばかりで噛むとほうれい線の悪化を招くため、左右でバランスよく噛むクセをつけるようにしましょう。
表情のクセ
笑顔でいることが多い、またはいつも怒ったような顔をしているなど、表情のクセによって、ほうれい線が深く、くっきりとしてくる場合があります。
笑顔でいることは福を呼ぶと言われていますが、ほうれい線に限ったことを言うとデメリットになってしまうようです。
無理なダイエット
極端に食事を減らすなどの無理なダイエットによって、たんぱく質やコラーゲンなどの栄養が不足すると、筋肉が衰えるため、ほうれい線が目立ってしまうことがあります。
ほうれい線は40代以上の方が悩まれることが多いですが、10代・20代の頃から無理なダイエットを繰り返していると、若いころからほうれい線が目立つようになってしまいます。
乾燥
肌が乾燥するとほうれい線が目立ちやすくなります。
紫外線によるダメージ
紫外線を浴びると、肌にハリと弾力を与えるコラーゲンやエラスチンが分解されてしまいます。その結果、肌がたるみ、ほうれい線が目立つようになってしまいます。
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ほうれい線って消えるの?
一度できてしまったほうれい線を完全に消すことは難しいとお考え下さい。
ほうれい線は他のシワに比べると非常に深いシワなので、シワ用の化粧品などは、ほうれい線にはほとんど効果がないようです。
ですが、これからご紹介する表情筋のトレーニングやマッサージ方法によっては、「ほうれい線を目立たなくさせる」ことは十分に可能です。
ほうれい線は頬がたるむと目立つようになります。頬を支えている筋力が衰えると頬が下がってくるので、表情筋を鍛えたり、刺激を加えることが重要です。
ほうれい線の改善方法
表情筋を刺激する
表情筋を鍛えれば頬を支える筋力がアップし、ほうれい線の改善に効果的です。表情筋を鍛える方法を5つご紹介します。
- 口を大きく動かしながら「あ・い・う・え・お」と発声する
- 上の歯を見せるように両側の口角を上げて笑う
- 口を閉じてほうれい線の裏をなぞるように舌を回す
- 後頭部から背中にかけて広がる僧帽筋をストレッチ
- ガムや固いものをよく噛む
僧帽筋は表情筋とつながっているので、頭や背中、首、デコルテの筋肉にアプローチすることでほうれい線を改善する効果が見込めます。
顔のマッサージをする
マッサージによって頬骨の下に並ぶ靭帯をほぐすことで、表情筋や肌のハリを保つことができます。
靭帯をほぐすマッサージは、以下の3ステップです。
- 小鼻の横、頬骨の下あたりに親指をあて、斜め上に押し上げて3秒間キープします。
- 頬骨に沿って外側に指を移動させながらマッサージを続けましょう。
- 頬骨の端(目尻の下、延長線上)までマッサージしたら完了です。
親指で押し上げるだけなので誰でも簡単にできますし、1日2分で良いので隙間時間に行えます。
マッサージは1分ずつ朝夜に分けて行っても良いですし、連続して2分間行っても問題ありません。
「痛いけど気持ち良い」と感じるくらいの力加減がベスト。
水分摂取が大切です
肌の乾燥によってほうれい線が目立つようになるため、最も手軽な予防方法は「水分摂取」です!
僕たちの体の約70%は水で構成されています。そのため、毎日1.5~2.0ℓの水分摂取は肌を乾燥させないためにはとても重要で、こまめに水分摂取する習慣をつくるようにしてください。
余談ですが、しわ対策のためのスキンケアで化粧水を使用することがあるかと思いますが、化粧水を使ってもすぐに蒸発して逆に乾燥してしまう…。という経験がある方は、そもそも体に水分が足りていません。
これではしわ対策にならないので、スキンケアをする前にしっかりと水分摂取の習慣をつくりましょう。特に若いうちからそういった習慣があるとシワやほうれい線予防になりますのでおすすめです!
まとめ
いかがでしたか?
できてしまったほうれい線は、消すことは難しいです。薄くしていくテクニックはいくつかご紹介しましたのでぜひ参考にしてください。
ですが、ほうれい線を予防していくことがとても大切だと思います。日ごろから顔のマッサージをしたり、水分摂取をして予防に努めましょう!