こんにちは!
志木の完全個室整体サロン「からだメンテナンスfuan」の北見です。
夕方になるとズーンと頭が重い…
疲れてくるとズキズキ痛む…
様々な場面での痛みがあり、慢性的な頭痛に悩まされている方も少ないかと思います。そんな頭痛の原因が「腸」にもあるということをご存じでしょうか?
頭痛の原因の大半は首や肩の緊張からくるものですが、実は腸の不調から頭痛が引き起こされることもあります。今回は腸の不調がなぜ頭痛を引き起こすのかを説明していきます。
(2022/9/26 更新)
腸の役割とは?
僕たちが毎日摂取する食事は、ロから入って便として排泄されるまでに、食道から胃、腸といった消化器官の中を「24~72時間かけて消化・吸収」されながら移動していきます。
消化器官の全長は約9m。その中で最も長いのが腸で、人間が命を維持するためになくてはならない器官です。
腸にはどのような働きがあるのか?まず始めに腸の役割を3つご説明いたします。
【腸の役割】
- 腸内環境のバランスを保ち、僕たちの身体の健康状態を維持する
- 腸内に存在する免疫細胞を活性化させ、病原菌から守る
- 食べ物に含まれる栄養素を体に吸収されやすい形に変える
頭が痛くなる原因は腸にある!
腸は「第2の脳」とも呼ばれ、僕たちの身体で最大の免疫器官です。「脳腸相関」という言葉があるぐらい、腸と脳は密接な繋がりがあります。
脳と腸は、自律神経やホルモンなどの情報伝達系を介して、互いに影響を及ぼし合っています。脳から腸への情報伝達と腸から脳への情報伝達は一方的ではなく、双方向的に影響を及ぼしています。
何らかの理由で腸内環境が乱れると、冷えや肩こり、そして頭痛まで引き起こします。
ストレスを感じると腹痛を起こすことがあるかと思いますが、これも脳と腸の繋がりをあらわしています。
腸には脳と同じ神経が多くあり、自律神経で繋がっているので、脳がストレスを感じると自律神経を通して、すぐに腸を刺激します。
頭痛持ちの方は、女性であれば便秘、男性であれば下痢を繰り返している場合が多いです。
過敏性腸症候群の疑いがある方も頭痛持ちの方が多いですね!また男女共通してお腹が冷えています。
腸内環境を改善させるには?
そんな腸内環境を改善させるためには食物繊維や発酵食品を積極的に摂るようにしましょう!
特に食物繊維は「腸の掃除役」とも呼ばれていて、腸内環境を整え、さらには生活習慣病の予防にも役立ちます。
野菜、果物、大豆などの豆製品、海藻などの食べ物に多く含まれています。
また最近話題になっている「オリゴ糖」も、乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌の餌になることで、腸内環境を整えてくれます。
【オリゴ糖を含む食材】
- 大豆などの豆類
- たまねぎ・
- ねぎ
- ごぼう
- にんにく
- アスパラガス
- ブロッコリー
- カリフラワー
- アボカド
- バナナ
これらの食品に多く含まれています。
セルフマッサージで頭痛改善!
腸もみ
【やり方】
おへその上に右手をのせ、左手を添えて右回りに30回、円を描くようにゆっくりとさすります。
最初はなでるように優しく、慣れてきたら少し強めに大きく円を描くように腸全体を揺らすイメージでやってみましょう!
不眠の原因も腸にある!
睡眠には「メラトニン」というホルモンが関わっています。夜になると眠たくなってくるのは、メラトニンが働くためですが、このホルモンの生成に腸内環境が関係しています。
食事によって取り込まれた「たんぱく質」が、腸内で分解されて「トリプトファン」という物質を作り出します。このトリプトファンがメラトニンの生成に必要な物質なのです。
この時、腸内環境が悪化しているとトリプトファンがうまく生成されていきません。質の良い睡眠をとるためには腸内環境の良しあしが鍵になるというわけです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
頭痛の原因が腸にもあるというのは意外な事実だったかなと思います。
腸内環境を整えていくと頭痛はもちろんですが、身体にあらわれている様々な症状が緩和されてきます。食生活や運動習慣を見直していき、不調のない身体を作っていきましょう!
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