「肩を回すとゴリゴリ音が鳴って気になる」
「ゴリゴリするのは何か悪い病気?」
「そのまま放置していても大丈夫??」
肩だけでなく、首や手首、足首などにも同じことが言えますが、日常的に体を動かした際にゴリゴリと音が鳴ってしまうのが気になるという方は少なくないかと思います。
小さい頃から音が鳴っていたという方もいらっしゃるかと思いますし、働き始めてから気になるようになったという方もいらっしゃいますよね?
今回は、そんな肩などの体を動かした際に音が鳴ってしまう原因やこの音がそもそも何なのか?ということ、更には対処法についてまとめていきたいと思います!
肩を回した時のゴリゴリ音は何なの?
まずはこのゴリゴリ音の正体なのですが、これには2つあって、「凝り固まった筋肉同士の擦れあう音」と「関節がズレてしまったことで生じる音」です。
それぞれ解説をしていきますね!
凝り固まった筋肉同士の擦れあう音
日本では肩こりに悩まされている方がとても多く、そういった方々の中には、「肩を回した時のゴリゴリ音が気になる」という方がいらっしゃいます。
肩にはたくさんの筋肉が付着しているため、肩周辺の筋肉群が硬直してくると、硬直した筋肉同士がこすれあうような状態になってゴリゴリ音が発生します。
関節がズレてしまったことで生じる音
もう1つが肩が「正しい位置」にないために生じるパターンです。
どういうことかというと、上の絵のように肩関節は球状になっている上腕骨(腕の骨のことです)がカップ状のくぼみになっている肩甲骨のつなぎ目部分にすっぽりとはめ込まれるような形になっています。
ですが、はめ込まれている部分が何らかの理由で少し前後にズレていたりすると、正しい動きができなくなり、筋肉もしくは腱が挟まれるように動いてしまうことでゴリゴリ音が発生します。
ゴリゴリと音が鳴るようになる原因とは?
音が鳴る一番の原因は「筋肉の硬直」です。
ここから、なぜ肩周辺の筋肉が硬直してしまうのか?
その原因をいくつか挙げていきたいと思います。
肩以外にもゴリゴリ音が気になる箇所があるかと思いますが、今回はひとまずお悩みが多い肩に特化して解説をしていきますね。
片方の肩にばかり荷物をかける
一番の原因といっていいかもしれません。
多くの方は片方の肩にばかり荷物をかけたり、いつも決まった側の腕でカバンを持ったりしますよね?こういったクセが長年続いてくると腕や肩甲骨周辺の筋肉が凝り固まってくるので、気が付くとゴリゴリと音が鳴るようになっています。
できるだけ左右均等に持つように心がけましょう!
姿勢が悪い
仕事中や勉強中に、猫背の姿勢をとることが習慣になっていると首や肩甲骨周辺の筋肉が硬直しやすくなってしまいます。
こうなると徐々に腕の筋肉にまで影響が出るようになり、腕から肩首にかけての多くの筋肉が固まってしまうので、肩を回した時に筋肉同士が擦れあい音が鳴るようになります。
長時間同じ姿勢でいることが多い
集中して作業に取り組んでいて、気が付くと2~3時間経っていたなんて経験をされた方は多いかと思います。
こういった時は、ほとんど体も動かさずに「同じ姿勢」でいると思いますが、このことが原因で血行不良が起こり、結果的に筋肉が硬直してしまうのです。
運動不足
運動不足は肩だけにとどまらず、全身が血行不良になり様々な筋肉が硬直してしまう原因です。
肘や膝、足首などいろいろな箇所でゴリゴリ音が鳴るようになってしまうので適度な運動は心がけましょう。
放っておくとどうなる?
ゴリゴリ音が気になるお客様から
「音が鳴るのはこのままにしていても平気ですか?」
と、よく質問を受けます。
音が鳴ること自体は大きな問題はありませんが、筋肉の硬直や関節のズレが原因で起こっているため、何のケアもしないでいると「四十肩・五十肩」を引き起こす可能性があります。
また、ここまで説明してきたものは全て「肩を回しても痛みがでない」ものでしたが、回した際に「痛みがでる」場合は注意が必要です!
肩を回した時に痛みを感じる場合は?
これまで解説してきたように、肩周辺の筋肉が硬直すると筋肉同士が擦れあってゴリゴリと音が鳴るのですが、通常は痛みは発生しません。
ですがまれに動かしたときに痛みも生じてしまう方もいらっしゃいます。
これを「肩関節インピンジメント症候群」といいます。
肩の関節を動かす際に、関節付近で他の骨に筋肉が挟み込まれることによって、組織の損傷が起こって痛みが生じる病気です。
こういった「引っ掛かり」が痛みを引き起こしたり、ゴリゴリ音を鳴らしてしまいます。
何度も繰り返すたびに、上腕骨周囲の組織が断裂したりする場合もあるので、ゴリゴリ音を繰り返すのは絶対に止めましょう!
痛みがでる方は整体やマッサージ店に行くよりは、整形外科がおすすめです。
対処法
マッサージを受ける
凝り固まった筋肉はマッサージを受けて深層部までしっかりと緩めましょう。
硬直した筋肉には「疲労物質」が溜まっています。
深層部まで緩めることで、溜まった疲労物質も流していくことができるので根本的な改善に繋がります。
ストレッチをする
習慣的にストレッチをするようになると、筋肉に「柔軟性」が生まれます。
柔軟性のある筋肉は疲労物質も溜まりにくく、硬直しにくいのです。
その日のうちにカラダに溜まった疲労はお風呂上りや寝る前のストレッチでしっかりと取り除くようにすると、ゴリゴリしにくい肩を維持することができます。
入浴
毎日湯船に浸かることで、全身の血流が促進されて疲労物質がカラダの外に排出されやすくなります。
湯船は、熱すぎるとかえってストレスを感じてカラダが硬直しやすくなりますが、「ぬるま湯」で15分程度浸かるようにすると筋肉に柔軟性が生まれます。
特に夏場は、シャワーだけで済ませずにじっくりと湯船にも浸かるようにしてみてください!
運動
運動不足は全身の筋肉の硬直を招きます。日常生活に適度な運動を取り入れて筋肉を柔らかくしていきましょう!
おすすめは「ウォーキング」です。
ウォーキングは全身運動になるため、血流促進効果がとても高いです。
1日15分でもよいので朝やお昼休み、通勤時間を使うなどご自身の生活スタイルにあわせて取り入れてみてください。
おすすめストレッチ2選
最後に肩のゴリゴリ音を解消させるおすすめのストレッチ方法を2つご紹介します。
現段階ではゴリゴリ音がでない方も予防のためにぜひやっていただきたいです!
肩甲骨まわし
イラストのように肩先に手を乗せながら前後に10回ずつ回していきます。
筋肉の硬直が激しい方は、少し回しただけでも血行が良くなってきて体がポカポカしてくると思います。
ポイントは「肩に手を乗せること」です。こうすることで肩甲骨がしっかり動いていくので周囲の筋肉が徐々にほぐれていきます。
お風呂上りや寝る前に毎日できると理想的ですね。
肩を回した際に痛みがでる方は無理にやらないようにしてください。
肩甲骨引き寄せストレッチ
イラストのように、まずは背中を丸めます。
この時、両腕を前に出して「肩甲骨を外に広げていくイメージ」で約10秒伸ばすようにしてください。
続いて、肩甲骨を引き寄せるように背中を反らせて10秒間キープします。肩甲骨内縁の筋肉を「伸ばしてから縮めるイメージ」です。
同じ動作を5回繰り返しましょう。
ゴリゴリ音が気になる方はからだメンテナンスfuanへ
肩を動かした時のゴリゴリ音が気になる方は、ぜひ「からだメンテナンスfuan」をご利用ください。
当サロンでは「肩甲骨はがし」や「筋膜リリース」を行い、肩や首、腕にかけてのあらゆる筋肉を緩めていきます。
こうしたゴリゴリ音に関しては、肩から繋がっている「筋膜」や「骨格の歪み」までしっかりとアプローチをしないと根本的な解決にはいたりません。
長年の悪い習慣から発生しているゴリゴリ音は放っておくと痛みにまで進展する可能性もあるので、お早めに対処することをおすすめします!
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