「毎日楽してコンビニ弁当ばかり食べている。」
「ダイエット飲料は太らないから積極的に飲んでいる。」
「食品添加物なんて気にしたことがない。」
食品添加物を気にしたことありますか?
意外と気にしていない「食品添加物」
コンビニで便利に食事が買える時代ですが、食品を長持ちさせてくれる「食品添加物」の存在が逆に健康や美容に悪影響をもたらしているかもしれません。
今や当たり前のように使われている「食品添加物」ですが、正しい知識を知らないとあなたの食生活を大きく乱してしまう可能性があります!
そんな「食品添加物」について、埼玉県志木で整体歴10年以上の北見が語ります。どんなに整体で身体を整えても、食生活が悪ければ身体の不調は改善しにくいです。
不調の根本解決をしていくには、食生活も見直していきましょう!
そもそも食品添加物とは何のために使われているの?
食品添加物とは、保存料・甘味料・着色料・香料など、加工・保存の目的で使用されるものです。
食品添加物が使用されている食品の一例を紹介します。
・甘味料
清涼飲料水やジュースなど、低カロリーで甘味が強いため、砂糖の代わりに使用されています。
・発色剤
発色剤自体は無色ですが、ハム、ベーコン、ソーセージなど、肉の色を鮮やかに見せる効果があります。
・着色料
菓子やジュース、肉・魚の加工食品など、見た目や彩りを良くする効果があります。
・香料
菓子やジュース、インスタント食品などの香りを良くする効果があります。
・酸化防止剤
パンや缶詰、マーガリンやバター、漬物など変色や風味の劣化を防ぐ効果があります。
また、これらのほとんどには保存料も使用され、食材の品質を長く保つ役割をしています。コンビニやスーパーで買うほとんどのものに食品添加物が使われていることが分かりますね。
加工食品のなかには食品添加物がないとうまく作れない食品も存在します。
豆腐を固める「にがり」やこんにゃくを固める「水酸化カルシウム」、中華麺の風味やこしを生む「かんすい」、菓子を膨らませるための「膨張剤」などがあります。
実は、「食品添加物」は我々が生きていくうえで大切な役割を果たしてくれているのです。
食品添加物って安全なの?
食品添加物は体に悪いという一方的なイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
食品添加物は一日摂取許容量(ADI)というものが設定されており、使用基準を定めて安全管理が行われています。
安全性試験の結果に基づいて毒性の影響が出ない無毒量というものが求められ、さらにそれの1/100にして安全性を確保しているのです。
毎日食べ続けても、一日摂取許容量を下回るように安全管理されているので、安心して摂取することができます。
食品添加物は天然添加物と合成添加物に分けることができます。
「天然添加物」
→動物や植物、鉱物などを原料に抽出されて作られたものです。
「合成添加物」
→食品添加物の成分を化学反応によって作ったものです。
天然の添加物の方がなんとなく良さそう…と思いますが、天然のものの中でも、食用でない植物や微生物もあります。
きのこや植物、ふぐやカビなどの毒性のあるものが代表的なものです。
つまり、天然添加物でも合成添加物でも安全性に違いはありません。
加工食品が製造され始めた頃はあまり規制がなかったため、添加物に発がん性が確認されたりするなどの問題もありました。
その後、食品衛生法が改正され、指定以外の添加物の使用禁止などの規制に基づいて安全管理がされています。
食品添加物の表示
食品添加物は安全なものですが、やっぱり添加物の少ないものを選びたいという方もいらっしゃると思います。
食品添加物は、原材料名とは区別して表示されています。
いちごジャムを例に見てみましょう。
①原材料名と添加物の欄を分けて表示されている場合
原材料名:いちご、レモン果汁
添加物:ゲル化剤、酸味料、香料
②スラッシュを使い、原材料名欄に表示されている場合
原材料名:いちご、レモン果汁/ゲル化剤、酸味料、香料
このようにパッケージの表示を確認することでどんな食品添加物が使用されているのか簡単に確認することができます。
同じ食品でも、製造元が違えば使われている食品添加物も違います。
表示法を知っていれば、どんな食品添加物が使われているかが一目瞭然です。
聞いたことのない食品添加物が使われていたら、すぐに調べることができますね。
食品添加物により食生活が豊かに変わった!
共働きやコロナ禍の影響で、買い出しは週に1回まとめ買い、という家庭も多くあると思います。
すぐに食品を消費しなくても、賞味期限の長い食品や、冷凍食品などにより、長期間の保存が可能になったからです。
もちろん、昔はなかった冷蔵庫や冷凍庫などの家電により、品質を保つことができるようになったこともありますが、保存料などの食品添加物の使用により、安全な食品を手に入れることができるようになったのです。
食品添加物の使用により、梅雨や夏など高温多湿な環境の中でも、食品の腐敗を防ぎ、食中毒の防止ができるようになりました。
スーパーやコンビニでは、選ぶのに悩むほど商品数があり、嗜好品などの種類も豊富です。
食品の風味や舌触り、美味しそうな見た目で食事を楽しむことができるようになったのも、食品添加物の使用により、さまざまな加工食品が作られるようになったことが大きく影響しています。
なんとなく「食品添加物が悪そう」というイメージだけで決めつけるのは良くないのです。
食品添加物も我々の食生活を豊かにしてくれているという事実を忘れてはいけません。
ただし、食品添加物にはデメリットもあります!
「食品添加物」が世の中の役に立っているのはお分かりかと思いますが、良いことばかりではありません。
デメリットを理解した上で摂取していくことが重要です。
栄養を過剰摂取してしまう可能性が高い。
食品添加物は前述のとおり「香り・味」に影響を与えてくれます。
ただし、これが逆効果になることがあります。
それは、知らないうちに糖分・脂質・塩分を過剰摂取してしまうことがあります。
例えば、果汁20%ジュースはその名のとおり「果物が20%入っているジュース」です。
果物を飲んでいるから健康に良いと錯覚してしまいますが、残りの80%は「水・砂糖・添加物」から出来ています。
そのため、無意識のうちに80%の砂糖水を飲んでいるのです。
このように、知らないうちに糖分・脂質・塩分過多になる可能性が高くなります。
味覚障害になる可能性もある。
食品添加物の摂取によって、味覚が変わる可能性もあります。
これは加工食品の保存料や着色料などに使用されている、リン酸塩、ポリリン酸、フィチン酸などの過剰摂取による亜鉛の吸収阻害によるものが考えられます。
亜鉛が不足すると味覚障害につながり、味が薄く感じるようになってしまいます。
そうすると、濃い味付けを好んで食べるのが習慣化してしまうことで、栄養の過剰摂取や食べ過ぎてしまうリスクが高まります。
それだけでなく、濃い味付けを好むと嚙まなくても味がするので、咀嚼の回数が減ります。
食べ物が咀嚼によりきちんと処理されない状態で内臓に送られていくことで、消化されないままのたんぱく質や脂肪が悪玉菌のエサになり、腸内環境も悪化してしまうのです。
健康を害する危険性がある。
食品添加物として使用が認められているものは基本的に安全性と有効性を認められたもののみです。
外国からの輸入品は日本との制度や法律が違うので、日本では使っていけない添加物が入ることがあるようです。ガン、脳腫瘍、白血病などの病気の原因や健康を害する原因となる疑いがあるとも言われています。
輸入品に限らず、食品添加物を安全と思い込んで摂取しすぎるのもそれなりのリスクがあります。
いずれのデメリットも普段の食生活を変化させてしまう可能性があります。
当たり前のように気にせず摂取していると、気づいた時には
- 濃い味を好む。
- あまり噛まない。
- 清涼飲料を大量に飲む。
など食生活を大きく乱す可能性があります。
こうした栄養の過剰摂取などがアレルギーなどにつながっていくこともあるのです。
リスクを正しく理解することが大切なのです。
食品添加物は悪いものと決めつけるのではなく、正しい知識を持って必要な食品を選び、豊かな食生活を送りましょう。
まとめ ー正しく理解することが大事です。ー
「食品添加物」によって食生活が豊かになった事実も、健康を害する可能性がある事実も忘れてはなりません。
いずれにしても何も考えずに食品を手に取ることは、リスクもはらんでいることを覚えておきましょう。
「ダイエットが上手くいかない。」
「肌荒れが良くならない。」
「身体の疲れが抜けない。」
などの悩みの種は、実はあなたの食生活にあるかもしれません。
毎日気にせずコンビニ弁当を食べる習慣の方は、一度見直してみることをおすすめします。
特に「味覚」については、知らず知らずに濃い味を好んでいる人が多いです。
一度、食材をよく噛んで本来の味を楽しんでみてはいかがでしょうか?
身体は食べ物から作られています。
口に入るものの知識を深めるだけで、健康・美容に近づくことができますよ!
からだメンテナンスfuanでは、施術を通しての健康づくりだけでなく根本的な健康づくりについてお伝えしています。お客様に正しい知識を身に着けていただきながら、お客様の症状に合わせた施術を提供しております。
身体や心が元気になるだけでなく、綺麗に美しく生活していけるようなサポートをしております。
ぜひ埼玉県志木駅にお立ち寄りの際は、からだメンテナンスfuanにお越しください。
体質改善を目的としたダイエットコースもご用意しております。食事のアドバイスもしておりますので、気になる方はぜひご連絡ください!
関連記事はこちら↓