「ふと鏡を見たら姿勢の悪さが気になった。」
「周りから姿勢の悪さを良く指摘される。」
「最近太りやすくなった。」
姿勢が悪いと気分も沈みます。
姿勢が悪いだけで、だらしなく見えてしまうのも悩みの一つになります。
その悪くなった姿勢、放置しないでください。
見た目だけでなく、健康にとってもデメリットだらけです。
無意識にとっているあなたの姿勢。
本当にその姿勢を続けますか?
埼玉志木で整体師として何千人ものお客様の姿勢を見てきました。
姿勢が悪いことによってもたらされるデメリットをお伝えし、改善&予防方法もお伝えしていきます。
デメリット① 体が凝りやすくなる。
「こり」の原因は固くなった筋肉です。
筋肉は収縮することで、血液や老廃物を流すポンプのような役割があります。
悪い姿勢とは、猫背がイメージしやすいと思います。首を前に突っ込んで背骨が丸まった状態は、胸の筋肉が縮こまり背中の筋肉が伸ばし続けられた状態です。
その状態を続けると筋肉が緊張し、血液や老廃物の流れが滞ってしまい、体が凝りやすくなってしまうのです。
一度凝り固まった筋肉をほぐすのは厄介です。
普段から良い姿勢を意識して予防していくことが大切です。
デメリット② 疲れやすくなる。
前屈みの姿勢は肺を圧迫するため、呼吸が浅くなります。
人は呼吸をすることで酸素を取り入れ、活動エネルギーを生み出します。呼吸が浅いと酸素と二酸化炭素の換気の効率が落ち、酸欠状態になっていきます。
また、脳や内臓、筋肉などのさまざまな機能が低下し、だるさや疲れやすさに繋がります。身体に必要な酸素を取り入れることも、姿勢によって変わってしまうのです。
デメリット③ 太りやすくなる。
まさか姿勢と体型が繋がるとは想像していない人も多いかと思います。姿勢が悪いと、筋肉のバランスが崩れます。
正しい姿勢を保つ腹筋、背筋、骨盤まわりや太もも回りの筋肉が使われなくなり衰えると脂肪がつきやすくなります。
また、姿勢の悪さから骨盤が歪むと内臓の位置がずれて消化器官の機能が低下し便秘になりやすく、老廃物を溜め込んでしまいます。
身体に要らないものを溜めやすい身体になってしまうのです。
見た目がだらしなくなるだけでなく、体型まで変わってしまうとなると姿勢を正しく保つことは重要なのです。
デメリット④イライラしたり、落ち込みやすくなる
見た目の問題だけでなく、実は精神的にも悪影響が出ることがあります。姿勢の悪さと自律神経には密接な関係があります。
自律神経は背骨を通って全身にはり巡らされています。猫背によって背中が丸まった状態になると、背骨が圧迫されて自律神経が乱れてしまうのです。
自律神経は交感神経(車で言うとアクセル)と副交感神経(車で言うとブレーキ)でバランスをとりながら、健康的な身体や精神状態を維持しています。
自律神経が乱れた状態が続くと、
- 睡眠が取れにくくなる。
- 胃腸の調子が悪くなる。
- 身体がだるく感じる。
以上のような症状があらわれて気分の落ち込みにも繋がっていってしまうのです。
気持ちの問題で解決できないこともあるのです。
デメリット⑤睡眠障害
自律神経の乱れは、睡眠にも影響します。
人間、朝起きて日中にお日さまと共に活動をして、夜になると眠りにつきまた朝起きての活動を繰り返してできるのは自律神経が安定していることで成り立っています。
夜更かしが続くと眠れなくなった経験がある人も多いと思います。一度自律神経が乱れてしまうと、生活リズムを元に戻すことは困難なのです。
休息が足りず、日中に眠くなり夜は逆に目が冴えてしまい寝れず、、、という状態が続きさらに自律神経が乱れてもいう悪循環に陥ってしまいます。
姿勢の悪さは生活のリズムにまで影響をしてしまうのです。
◆まずは自分の身体の歪みを知りましょう
あなたの姿勢は良いでしょうか?それとも、、、?
まずは、壁に背中をつけて立ってみてください。
- 頭
- 肩
- お尻
- かかと
の4点が全て壁についていますか?
次に、壁と腰の間に手のひらを入れてみてください。
手のひら何枚分くらいの隙間ができていますか?
この時、身体に力を入れずに顎をひいて立ちましょう。姿勢が悪くなっていると、壁につかない、つきにくい箇所が出てきます。
猫背タイプ
- 頭、肩、かかとが壁につかない。
- 壁と腰の間に手のひらが入らない。
→肩こり、背中の痛みが出やすい。
ストレートネックタイプ
・頭が壁につかない。
→首の痛み、肩こりが出やすい。
反り腰タイプ
・壁と腰の間の隙間が手のひら2枚以上開いている。
→腰痛、ぽっこりお腹になりやすい。
自分の姿勢タイプはどれに当てはまりましたでしょうか?
姿勢を良くすることは当然ですが、姿勢によって辛さの出やすい部位もあります。
無意識に取ってしまう姿勢ですから、休息をとったりストレッチや運動を取り入れて予防していくように心がけましょう。
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スキマ時間に簡単!改善&予防方法
そうは言ってもどうやって姿勢を良くすれば良いかわからない人が多いと思います。何が正解かは学校では教えてくれません!
セルフケアで姿勢を良くする方法をお伝えします。
姿勢矯正グッズを使う
デスクワーク向けの座椅子や骨盤ベルトなど手軽に姿勢を正しい方向に導いてくれるグッズが今はたくさんありますね。
手軽に取り入れられますが、身体に合ったものを選ばなければ効果が得られないため、体型や目的に応じて選ぶ必要があります。
使用する場合は、必ず試してから購入されることをおすすめします。
筋力トレーニングを行う
筋肉は関節を安定させ、姿勢が安定します。
基礎代謝も高まり、血行が良くなります。
簡単なものでスクワットや腕立て伏せなど、一度はやったことのある自重トレーニングを1日10回など少しずつ継続していくことで姿勢改善に繋がります。
筋力で姿勢を維持しているのが、1ヶ月も継続すればわかるはずです。
ストレッチを行う
縮こまりすぎた筋肉をストレッチでリラックスさせてあげましょう。
身体をゆっくりと伸ばすことで、筋肉の柔軟性を高めます。血液循環を促し、酸素や栄養が筋肉の隅々までいきわたることで疲労物質を取り除きます。
縮こまった筋肉が前後左右のバランスを崩し、悪い姿勢に繋がっていきますから、普段酷使して疲れている筋肉を中心に伸ばしてあげましょう。
整体で施術を受ける
身体のプロに診てもらうのがかなり有効な手段です。
特に筋肉だけでなく骨格まで診てもらえる整体院であれば、本格的に姿勢改善の施術やアドバイスがもらえます。
歪みを整えて客観的に姿勢を診てもらい、自分自身の身体の癖をいち早く知ることで普段の生活の中で気をつけるポイントがわかるようになっていきます。
まずは、誰でも今すぐにでも始められるおすすめストレッチを始めてみませんか?
タイプ別に固くなりやすい箇所のストレッチをご紹介します。
立ったままでも座っても行えるストレッチ
猫背解消ストレッチ
- 息を吸いながら、手のひらを内側に向けて腕を上げる
- 息を吐きながら、手のひらを外側に向けながら腕を下ろす
point!
上げ下げするときは、それぞれ3秒かけてゆっくり行いましょう。
首が前に出ないよう、肩甲骨が動くのを意識してください。
ストレートネック解消ストレッチ
- 両手を首の後ろで組む
- 背筋を伸ばし、背中から首をゆっくり後ろに倒す
- 呼吸を止めずに15秒キープ
point!
背中がまるまったまま、首だけで倒れないように注意してください。
椅子に座ったままできるストレッチ
反り腰解消ストレッチ
- 浅めに椅子に座り、片方のくるぶしをもう片方の膝の上に乗せるように組む
- そのまま前屈し、20秒キープ
- 反対側も同様に行う
point!
背中がまるまらないように注意してください。
骨盤が前や後ろに倒れないように意識して行いましょう。
ストレッチは痛気持ちいい程度に行ってください。呼吸を止めずにじんわり伸ばしていきましょう。
ストレッチのおすすめのタイミングはお風呂上がりの身体が温まっているときですが、まずは気がついたときにやってみる!という習慣をつけましょう。
しばらくストレッチをしなくなると、また元の状態にもどってしまいます。
お風呂上がりの30分のストレッチを週に1.2回よりも5分のストレッチを毎日続けられるようにしましょう!
まとめ ー美姿勢をキープしましょう!ー
せっかく姿勢を良くしたのに、日常生活のクセで元通り…なんてことにはしたくないですよね。
- 片足に体重をかけて立つ
- 座ったときに足を組む
- スマホやパソコンを見るとき首が前に出る
- いつも同じほうの手でカバンを持つ、または肩にかける
- 椅子の背もたれに寝そべるように寄りかかる
など、すべて歪みを引き起こす要因です。
生活習慣を見直して予防しましょう。
姿勢が良くなると血行や代謝アップで肩こりや腰痛の改善。
呼吸や消化、循環機能が正しく働き、便秘解消やストレス緩和。
スタイルアップで見た目も若々しくすっきり。
メリットだらけの正しい姿勢で心身ともに健康で、生き生きとした毎日を過ごしましょう!
からだメンテナンスfuanでは、お身体全体のバランスを把握してから施術に入ります。丁寧なカウンセリングとお身体の癖を照らし合わせて、お一人お一人にあった施術プランやアドバイスをいたします。
悪い姿勢は放置せず一刻も早く改善しましょう。虫歯のようにじわじわと悪くなっていくものです。手遅れになる前にまずは自分の姿勢を気にしてみてください。
今日から始めれば身体は変わっていきますよ!