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お酒は百薬の長?アルコールの適量を解説します!

お酒は百薬の長?アルコールの適量を解説します!

「お酒は百薬の長」

こういった言葉を聞いたことがあるかと思いますが、実際のところ本当にお酒は体に良いのか疑問に感じたことはありませんか?

たしかに仕事終わりに飲むお酒は心も体もスッキリとしてきて、「また明日も頑張るぞ!」と気持ちを切り替えてくれる効果はあるように感じます。

ですが、お酒は「発がん性リスクがある」と言われます。そこで今回は実際のところお酒は体に良いのかどうなのか調べてみました。特によくお酒を飲まれる方は参考にしていただければと思います。

お酒は百薬の長の意味

酒は百薬の長

「酒は百薬の長」は、「適量の酒はどんな良薬よりも効果がある」とお酒を賛美した意味です。

「適量ならば」という条件があるように、お酒は飲み方次第で毒にも薬にもなります。また、お酒は体質的に一切飲めない方もいるので、無理に飲むことも危険です。

実際に適量のお酒は、アルコールが悪玉コレステロールの増加を抑え、善玉コレステロールが増加する効果や、血液が血管の中で詰まりにくくなるため、心筋梗塞や狭心症など虚血性心臓病を予防する効果が確認されています。

しかし、お酒を毎日大量に摂取すれば中性脂肪が増加し、善玉コレステロールの低下、悪玉コレステロールの増加につながります。さらに血圧上昇や高血糖状態をも引き起こします。

お酒の適量とは?

厚生労働省が発表している生活習慣病のリスク高める飲酒量は、男性40グラム以上、女性20グラム以上です。20グラムは500mlビールロング缶1本分に相当します。

では、どの程度が適量なのでしょうか?適量値を調べてみましたので参考にしてください!

アルコール適量値

  • ビール(5度)→500ml
  • 日本酒(15度)→180ml
  • 焼酎(25度)→110ml
  • ウイスキー(43度)→60ml
  • ワイン(14度)→180ml
  • 缶チューハイ(5度)→520ml

アルコールの発がん性リスク

アルコールを分解する”アセトアルデヒド”によって、二日酔いの原因であったり、がんなどの病気に関連します。毎日3合以上飲酒する方は、飲酒しない人に比べ、がんで亡くなる確率は1.6倍と言われています。

脱水症状にも注意

飲酒によって食事量の増減も個人差があります。お酒は食事と違い栄養素がほとんど含まれていないため、飲酒量が増え、食事が減ってしまうと低栄養状態も引き起こします。さらにアルコールを分解するのに水が必要です。高齢者は体内の水分量が少ないため、アルコールを分解する際に、脱水状態になりやすいです。

お酒を百薬の長とするために

イギリスの医学者マーモット博士は、飲酒量と全死亡率との関係を10年間にわたって調べました。その結果は、「全くお酒を飲まない人」や「大量に飲む人」に比べ、「適量の飲酒をする人」のほうが死亡率が低いというものでした。

その理由は適度のアルコールを飲むことによって心臓病などの循環器系疾患の発病を抑えられるためだと言われています。心筋梗塞や狭心症が予防されるのは、アルコールには善玉コレステロールを上昇させる作用、血小板の凝集を抑制する作用、さらにはストレスを軽減する作用があるためだと考えられています。

まとめ

いかがでしたか?
お酒に関する意見は様々で、飲まない方が絶対に良いという意見や、適量であれば問題はないという意見も多いです。僕個人の考えだと、1日に350mlのビール1本分程度であれば、1日の疲れがリセットできたり、精神的な癒しを与えてもらったりするので適量であれば健康に悪影響はないと思っています。

ですがもちろん、お酒は飲み過ぎないほうがやはりよさそうです。お酒を飲んでもお水を一緒に飲んだりするなど工夫をしながら飲むようにしましょう。

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