ようやく少しずつ気温が下がってきた印象がありますね。暑くて焼けるような日差しや、夜になっても暑さが続くことが無くなってきたような気がしています。
ですが、日中の暑さや夜中の寝苦しさはまだまだ継続中…。そんな今回は「夏の寝冷え」についてご紹介したいと思います。
寝冷えと聞くと子供に多いイメージがあるかと思いますが、実は大人でも注意が必要なんです!そこで、改めて寝冷えの原因や対策方法についてまとめていきたいと思います。
寝冷えとは?
寝冷えとは、主に夏に多く、寝ている間に何らかの理由で体が冷えてしまい体調を崩してしまうことを言います。
赤ちゃんや子どもに多い印象かと思われますが、実は大人でもエアコンのつけっ放しなどの理由から寝冷えをしてしまう方が急増しています。
エアコンの普及による部屋の冷やしすぎから、様々な体調不良を引き起こしている大人も増えています。
体の冷えは病気を含めて多くの不調を生み出します。体が冷えて良いことは何もありません!寝冷え対策をしっかりして、この夏を乗り切りましょう!
寝冷えによる体への影響について
- のどの痛み
- 咳
- 発熱
- 頭痛
- 筋肉のこわばりからくる肩こり、腰痛
- 腹痛、下痢
- 疲労感・倦怠感
- 食欲不振
など、寝冷えによって多くの症状がでてしまいます。
寝冷えの原因とは?
エアコンの設定温度が低すぎる
もっとも一般的な寝冷えの原因が、エアコンによる室温の下げすぎ、またはつけっ放しです。多くの方がエアコンが原因で寝冷えを経験したことがあるのではないでしょうか?
ここ数年あまりにも夜が暑く、エアコンの設定温度を低くしたまま寝てしまい、気付かぬうちに体が冷え切ってしまいます。
ですが、最近の日本の夏は蒸し暑く、エアコンや扇風機をつけずに快適な睡眠を求めるのは難しいことです。どうしてもエアコンをつけたまま眠ってしまう方も多いのではないでしょうか。
一昔前までは、エアコンの設定温度は28℃がベストと言われていましたが、最近では26℃程度が快適に眠れる温度だそうです。エアコンをつけずに眠ることが難しくなっている現代では、エアコンによる冷えから体を守る工夫が必要です。
自律神経の乱れ
寝冷えの原因のもう一つに、自律神経の乱れが挙げられます。
自律神経は外気温に応じて体温調節を行っています。そのため、自律神経の働きが低下して体温調節がうまくいかなくなって寝冷えを引き起こしてしまうのです。
自律神経の乱れを引き起こす原因は、ストレス・睡眠不足・運動不足・食生活の乱れが挙げられます。これらの生活習慣の乱れが、結果的に寝冷えまで引き起こしてしまうということを覚えておきましょう!
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エアコンや扇風機は工夫して使う
僕個人的な意見としては、エアコンや扇風機はつけっぱなしで寝ても問題ないと思います。そのぐらい特に今年の夏は暑い!
ですが、設定温度を下げすぎてはいけません。夏の夜の寝冷えをしない快適な室温は、26℃。
就寝の1時間前に25〜26℃程度で部屋を涼しくして寝るようにしましょう。結果的に熱中症対策にもなると思います。
明け方になると人間の体温が下がってくるので、そのタイミングでエアコンをきるような設定にして、そこから扇風機をまわすようにするのも効果的です。
就寝の2時間前までに入浴を済ます
入浴後すぐに布団に入ると、体の深部体温が上がったままになるので汗をかいてしまう可能性があります。汗をかいたまま布団に入ってしまうと寝冷えの原因になるので気をつけましょう。
できるだけ、就寝の2時間前までに入浴を済ませるようにしましょう。
ひんやり素材の寝具を使う
「Nクール」などの、ひんやり素材の寝具がここ数年人気になっています。枕カバーや敷きパットなどのひんやり素材の寝具を使うことでエアコンの設定温度の調整が可能になると思います。
エアコンや扇風機だけに頼ると、寝冷えを引き起こしてしまうかもしれないので、これらの寝具を効果的に利用しましょう!
パジャマの素材
寝汗によって体が冷えて寝冷えしてしまうこともあります。
速乾性の高い素材のパジャマや汗をかいてもよく吸ってくれるコットン素材のパジャマなどを着るのもおすすめです。もしくは、パジャマの下に一枚インナーを着るのも効果的ですよ。
寝冷えをしてしまった際の対策方法
入浴
一番効果的な方法が「入浴」です。
冷えた体を温めて、基礎代謝も同時に高めていけます。半身浴や足湯でも体全体を温めることが出来ますよ。
お腹を温める
夏の蒸し暑い夜、暑くて布団をはだけてしまってお腹が冷えてしまうなんてことは子供だけでなく、大人でも起こりえます。そんな時は腹巻などを利用してすぐにお腹を温めましょう。
体を温める食材を食べる
体を温めてくれる食べ物で内側から温めていきましょう。特にショウガ、ニラ、ニンニク、ねぎ、根菜類、こんにゃく、唐辛子などが効果的です。
寝冷えは明け方に多い
人は寝ている間に一晩でコップ1杯分の汗をかいています。夏になると、暑さの影響で就寝中の発汗量はさらに増え、多い人では一晩で1リットルの汗をかくと言われています。
寝入りばなに汗をかきやすいのは、就寝前に高くなった深部体温を低下させるためです。深部体温が下がることによりスムーズな眠りが促され、体全体が十分に休息することができます。体温は、就寝すると急激に低下し始め4時間ほどでもっとも下がります。外気温がもっとも低くなる時間帯に低体温の状態にあるため、大人でも寝冷えをひきおこしやすくなるのです。
氷枕は逆効果?
よく、氷枕を使用している方がいらっしゃいますが、実は氷枕は逆効果です。
熱中症対策としても使われますが、首を冷やしすぎてしまうと血液が冷えてしまって、体温が低いと脳が勘違いしてしまい、体から熱が逆に出なくなってしまうのです。
そんな時おすすめは冷えピタシートです。冷やす個所は「首、脇、太ももの内側」の3カ所。 肌表面に近くて、太い血管である「動脈」を冷やすことがポイントです。
まとめ
いかがでしたか?
寝冷えは子どもだけでなく、大人も気をつけなければいけません。寝冷えを防ぐには、就寝時の環境が重要です。この暑さは今年だけでなく来年以降もっとひどくなることが予想されているので、寝冷え対策をしっかりして快適に夏を乗り切っていきましょう!もちろん熱中症対策も大切です!
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