「最近、疲れてないのに集中力が続かない。」
「仕事中も眠気に襲われてしんどい。。」
「春は頭がぼーっとする。。」
寒い冬から解放されたと思ったら、なんだかだる~い状態が続いていてすっきりしない。。
なんて困っていませんか?
実は、あなたの呼吸が浅くなることで起こる「酸欠」が原因かもしれません。
日常生活であまり意識することのない「呼吸」。
実は自律神経と大きな結びつきがあります。
気温や環境など何かと変化の多い春。
知らず知らずのうちに肉体的にも精神的にも疲れを溜めてしまっていることで、自律神経が乱れているかもしれません。
症状に心当たりがあれば、ぜひこの機会に正しい呼吸を身につけましょう!
10年以上の整体師歴の私北見が「呼吸」の重要性をお伝えします!
自律神経を整えて、1年中元気で過ごしていきましょう♪
そもそも呼吸の役割とは何か?
答えはもちろん酸素を取り入れて二酸化炭素を排出するはたらきのことです。
人間に限らず生き物が生きていくためには「酸素」は重要な存在です。
動物が身体を動かすには筋肉が使われます。その筋肉を動かすエネルギーを作るのに必要なのが「酸素」です。
そして、エネルギーと同時に「二酸化炭素」も作り出されます。
口や鼻から取り込まれた酸素は、肺を通り、血液に乗って全身に運ばれます。
臓器などの酸素を必要とする箇所に運ばれて、エネルギーとなり、不要となった二酸化炭素は呼気として体外に排出されます。
つまり、私たちにとって「酸素」はすべての活動のエネルギー源になっているのです。
その呼吸が浅くなることによって様々な弊害が出てしまうことは容易に想像がつくでしょう。
「酸素」を取り入れる「呼吸」を意識して、すっきり元気な身体づくりをしていきましょう!
気が付かないうちに「酸欠状態」になっているかもしれません。
「呼吸」が浅くなり、酸素が全身に行き渡らなくなることで酸素が不足する「酸欠」になることがあります。
細胞に酸素が不足すると、脳・臓器・筋肉などの機能が低下し、身体にさまざまな不調が現われます。また、不足した酸素を取り入れるためにあくびが頻繫に出ることがあります。
- 眠気
- 倦怠感
- 頭痛
- 立ちくらみ
- 息切れ
などの症状がある場合、呼吸が浅くなって酸欠状態になっているかもしれません。
酸素が不足した筋肉の状態では、思うように身体も動かず凝り固まった状態になります。凝った状態では余計に動かさなくなり、悪循環な状態に陥ってしまうこともあります。
身体にとって活動のエネルギーとなる「酸素」が不足しないように普段意識することのない「呼吸」に目を向けることがとても大切なことなのです。
呼吸が浅くなる原因は何か?
呼吸とは肺が膨らんだり縮んだりを繰り返すだけではなく、周りの骨格や筋肉の動きも大切です。肋骨の下に繋がっている横隔膜というドーム状の筋肉が呼吸にはとても大切な役割を持っています。
横隔膜は肺のある胸部とその他の臓器のある腹部を仕切っている薄い膜のような筋肉です。肺そのものが動いて空気を吸ったり吐いたりすることはできない為、横隔膜が動くことでその働きを補っています。
横隔膜が下がると肺が広がり空気を吸い、上がることで肺が縮み空気を吐き出しているのです。
つまり、横隔膜が動きにくい状態になってしまうと呼吸そのものが浅くなってしまうわけです。
原因① 姿勢の悪さ
スマホやパソコンなどで前かがみの姿勢になると、肺が圧迫され横隔膜の動きも制限されるようになります。
そうすると、空気を十分に取り入れることができなくなり呼吸が浅くなっていきます。
こういった悪い姿勢が長時間続くと、酸欠の筋肉の状態で悪い姿勢を形状記憶するように固まっていきますので正しい姿勢に戻しづらくなっていき、普段の呼吸から浅くなってしまうのです。
適度な休憩が重要なのはそのためです。
原因②ストレス
ストレスを感じると自律神経が乱れ、交感神経が優位になり横隔膜が緊張状態になります。すると、横隔膜が硬くなり動きが悪くなるため、呼吸が浅くなってしまいます。
横隔膜の柔軟性が落ちることで肺が十分に膨らまず、空気を取り入れる量が少なくなることで呼吸が浅くなり、酸欠状態に陥ってしまうのです。
例えば、仕事で緊張する場面やイライラする場面での呼吸を意識してみて下さい。呼吸が浅くなって、意識しないと深く呼吸ができないことに気が付くと思います。
こういったストレスの強い場面がたまにならばいいですが、普段から緊張状態が続いてしまう場合は呼吸の浅い状態が通常となってしまいます。
ストレスを感じない職場に変えることはすぐには難しいと思いますが、休みの日に気分転換をするかひどいようなら転職など環境を変えることも選択肢に入れることもおすすめします。
理想の呼吸とは?
呼吸には、腹式呼吸と胸式呼吸の2種類あります。
ふたつの呼吸の違いと特徴を説明します。
腹式呼吸
- 息を吸うときにお腹が膨らみ、息を吐くとお腹がへこむ。
- 睡眠時やリラックス時に行われる。
- 横隔膜を使うため、一度に吸う空気の量が多い。
- 副交感神経が優位(リラックス効果)。
胸式呼吸
- 息を吸うときに胸が膨らみ、息を吐くと胸がへこむ。
- 日中、無意識に行う場合に行われる。
- 横隔膜をあまり使わず、呼吸を素早く行えるが、一度に吸える空気は少ない。
- 交感神経が優位(興奮作用があり、運動のパフォーマンス向上)。
酸素を多く取り入れる効果を求める場合「腹式呼吸」が適しています。
リラックスしたい場合は腹式呼吸、身体を動かしてシャキッとしたい場合は胸式呼吸が望ましいでしょう。
状況によって使い分けることができるのが理想ですね。
腹式呼吸の効果
腹式呼吸の最大のメリットはリラックス効果です。
ゆっくりと大きく呼吸をする腹式呼吸は酸素をたくさん取り入れることができるため、副交感神経が優位に働き、ストレス緩和などが期待できます。
腹式呼吸のポイントは空気を「吐いてから吸う」ことです。
息をしっかりと吐ききることで、意識して吸い込まなくても自然と空気を吸うことができます。
口をすぼめるようにしてゆっくりと息を吐き出します。このとき、おへその下を意識してお腹をへこませるようにしてください。
息を吸うときは、鼻から吸ってお腹を膨らませます。
吸う時間より、吐く時間が長くなるように意識して行いましょう。
このとき、猫背になって背中がまるまらないように注意してください。腹式呼吸ができているかどうかは、肩が上がっているかどうかで判断できます。
人前で話すときや緊張しているときなどは息を吸うときや吐くときに、肩も上下し、呼吸が浅くなっていることが分かります。
自律神経との関りとは?
腹式呼吸を行うと、副交感神経が優位になり、リラックスした状態になります。
もともと、人は起きていて活動しているときが胸式呼吸、横になってリラックスしているときは腹式呼吸に自然に切り替わるようにできています。
しっかり休息ができていれば問題ないのですが、ストレスや生活習慣の乱れなどにより交感神経が優位になる時間が長く、副交感神経が優位になりづらくなってしまい、身体の不調に悩まされてしまいます。
しかし、日中もずっと腹式呼吸をしていると、活動を行う時間に中途半端に副交感神経が優位になってしまうことで、自律神経のバランスが乱れてしまうことがあります。
仕事中などは、休憩の際にゆっくりと深呼吸を行う程度にしましょう。
夜は寝る前にストレッチをするなど、ゆっくり呼吸を意識して行えるものがおすすめです。
ストレッチをする時間がとれないときでも、布団に入って寝る前に仰向けでゆっくり腹式呼吸をするだけでも効果的です。
副交感神経を優位にすることで睡眠の質も上がります。
交感神経と副交感神経、このふたつがバランスよく働くことにより、心身ともに健康的に生活することができます。
そのふたつをコントロールできるのが「呼吸」です。正しく呼吸を行うことで、酸素を取り入れ、効果を最大に発揮できるようにしましょう。
まとめ ー不調を感じ始めたら、まずは「呼吸」を意識してみましょう。ー
本来、自然と切り替わるはずの呼吸ですが、ストレスや緊張状態が続く環境が多くなり自律神経や呼吸が乱れがちになります。
そこで「意識して」呼吸を行うことで、酸素を取り入れ自律神経を整え気分もリセットしましょう。
何気なく行っている動作も元気で健康でいるためには非常に重要なことがたくさんあります。
その中でも「呼吸」というものは、自律神経にも密接にかかわっており、意識的にも・無意識的にも行える動作です。
意識的にコントロールできるなら、ぜひ使いこなしていけるように日常生活に取り入れていきましょう。細胞のすみずみまで酸素を行き渡らせて、エネルギッシュな生活を送りましょう!
からだメンテナンスfuanでは、骨格調整から筋肉調整まで身体全体のバランスを確認しながら自律神経のバランスの乱れもカウンセリングを通して確認していきます。
心も身体も元気でいることが健康的に生きるためには重要なことです。まずは慢性的な不調は一人で悩まず、ご相談ください。
一人一人に合わせたカウンセリングと施術のご提案で、健康的なお身体づくりのサポートをいたします!
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