こんにちは!
志木の完全個室整体サロン「からだメンテナンスfuan」の北見です。
ヨーグルトといえば「乳酸菌」を思い浮かべる方が多いかと思いますが、もちろんヨーグルトから摂取できる栄養素は他にもあります。
今回は、乳酸菌はもちろんのこと、意外と知られていないヨーグルトから摂取できる栄養素や健康効果についてもお伝えしていこうと思います!
乳酸菌とは?
まず乳酸菌とは「糖を利用して乳酸を大量に作り出す微生物の総称」です。
つまり乳酸菌というものがあるわけではないのです。
乳酸菌は腸内で悪玉菌の繁殖を抑え、腸内環境のバランスを整える働きがあり、人体に有益な菌のため「善玉菌」とも呼ばれます。
「ヨーグルト・チーズ・漬け物・味噌・醤油」などに使われており、便通の改善や、免疫力を向上させて様々な病気を予防したり、コレステロールの低下など様々な働きがあると言われています。
ヨーグルトの健康効果について
カルシウムが豊富
ヨーグルトにはカルシウムが豊富に含まれています。
そのため骨の強化に繋がり、年齢を重ねても丈夫な骨格・身体を維持することに役立ちます。
また、カルシウムを多く摂取することで「大腸がんのリスクを低下させる」ことができると言われていますので、若いうちからヨーグルトを食べると健康状態の維持に繋がりますね!
ビタミン、たんぱく質も栄養
前述したカルシウム以外にも、ヨーグルトにはタンパク質やビタミンA、ビタミンBなども豊富に含まれていて、身体に必要な栄養素をバランスよく摂取することができます。
塩分が含まれていないため、塩分を控えている方にもおすすめです。
血糖値の上昇を緩やかにしてダイエット効果が期待できる
ヨーグルトには「ホエイプロテイン」というたんぱく質が含まれています。
このホエイプロテインはインスリンの分泌をスムーズにさせるため、食後の血糖値の上昇を抑えることができます。
これはすなわち、ダイエット効果が期待できるというわけです。ギリシャヨーグルトなどの無糖のものを選ぶとより良いです!
幸せホルモン「セロトニン」分泌効果
幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」は心の安定や睡眠の質を高める働きがあります。
このセロトニンは、ヨーグルトに含まれる「トリプトファン」を原料にして作られるのです。極度のストレスに悩まされている方にはヨーグルトがおすすめです。
肌荒れや肌質を改善させる
乳酸菌の効果で腸内環境が整っていくと、ニキビや吹き出物などの肌荒れの改善にも繋がっていきます。また、乳酸菌やビフィズス菌には、皮膚に潤いを与える効果も期待されています。
痛風の予防
乳酸菌の働きの1つに、プリン体を体内に吸収されにくい形に分解して、吸収を抑制する効果があります。プリン体の過剰摂取は痛風の原因となるため、ビールなどを飲まれる方には痛風の予防効果が期待できます。
アレルギー症状の緩和効果
ヨーグルトにはアレルギー症状を緩和する効果が期待できます。
アレルギー症状は腸内環境の悪化が原因の1つとされているため、乳酸菌の効果によって腸内が綺麗になり、免疫力が向上し、アレルギー症状の緩和が期待できます。
実際に、人を対象とした実験で、花粉症やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などの症状の改善が報告されています。
ヨーグルトの豆知識
開封後、乳酸菌は徐々に減っていく
ヨーグルトは開封後、乳酸菌やビフィズス菌が空気中の酸素に触れることによってその数が減ってしまうのです。
400gタイプのヨーグルトの場合、数日かけて食べきることが多いかと思いますが、日が経つにつれて効果が薄まっていくのです。
開封したらできるだけ早めに食べきるようにしましょう!
ヨーグルトは過熱すると効果がない
実は乳酸菌やビフィズス菌は50℃以上に加熱すると、ほとんどの菌が死滅してしまいます。
電子レンジなどで温めてホットヨーグルトにする時は、加熱しすぎないように注意しましょう。ヨーグルトの効果が期待できるのは、だいたい30~42度の範囲です。
腸に合わない乳酸菌は便秘を悪化させる!
便秘を解消させるためにヨーグルトを習慣的に食べている方は多いかと思います。でも実は「重度の便秘の方」はヨーグルトが逆効果になります。
なぜなら、お腹の中でガスが発生し、お腹が張ってしまうからです。便秘で腸の動きが悪くなっている状態で、更にお腹が張るという悪循環に陥ってしまいます。
ヨーグルトは「便秘の予防」には効果的ですが、「重度の便秘の解消には効果が期待できない」ものなのです!
ちなみに、冷えたヨーグルトは腸内を冷やし、さらに動きを悪くさせてしまうこともあります。
相性の良い乳酸菌の見つけ方
約40種類のヨーグルトが販売されており、使われている菌もそれぞれ違います。そのため、自分の腸に合う菌を見つけないと腸内環境を改善させるのは難しいのです。
どの菌が自分にあっているかは、食べ続けてみないとわかりません。
ですが、1日、2日食べただけでは効果はでてきません。最低でも2週間は同じヨーグルトを食べ続けてみてください。
ヨーグルトを食べ始めてから1週間もすれば、身体に何らかの変化が現れます。
- 便が柔らかくなる
- 肌の調子が良くなる
- 寝付きが良くなった
- 寝起きのスッキリ感がある
上記のような腸内環境が良くなっていくことでの変化を実感できれば、そのヨーグルトはご自身に合う菌が含まれているということです。
こうした効果が確かめられたら、毎日、食べ続けるようにしてください。
1日の摂取目安量は200mlまで。これは市販で売られているヨーグルト2個分の量です。朝、夜1個ずつがおすすめです。逆に1週間、同じヨーグルトを食べ続けても変化が感じられないときは、他のヨーグルトを試してみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ヨーグルトといえば乳酸菌!と思われていた方は、意外な効果に驚かれたのではないでしょうか?今日からは色々な目的でヨーグルトを食べてみてくださいね!
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