「肩こりとは長い付き合いで、もう諦めている。」
「揉んでもすぐに戻るので、体質だと思っている。」
「なぜ自分の肩は凝ってしまうのか理由がわからない。」
肩こりになってしまうのには、ちゃんと理由があります。
まずはそこを理解しないことには、エンドレスで肩こりを繰り返してしまいます。
体質とか、慢性的とかを理由にして諦めていませんか?
ちゃんと自身の肩こりと向き合えば予防できることはもちろん、改善に繋げていくことも可能です。
まずは一度しっかりとご自身の肩こりと向き合うことから始めましょう。整体師歴11年の私北見が年間1000人以上のお身体を診てきた経験からお伝えしていきます。
筋肉が凝る3つの要因をご存知ですか?
- 筋肉疲労
- 血行不良
- 末梢神経の傷
この3つの要因で筋肉が凝り固まっていきます。
筋肉疲労
私たちの筋肉は、デスクワークや姿勢の悪さなど長時間負担のかかる状態が続くと筋肉が緊張していきます。筋肉の緊張が続くとご想像通り筋肉は疲れて、疲労物質がたまります。
血行不良
緊張によって硬くなった筋肉では、血管が圧迫されていきます。血流が悪くなりますから、血行不良を引き起こします。
末梢神経の傷
さらに血行が悪くなることで疲労物質や老廃物が排出されず、末梢神経が圧迫されてダメージを受けてしまいます。
結果的に痛みやこり、しびれなどの症状を引き起こすのです。
それが肩周りで発生することで、肩こりが起こるのです。
肩こりに関連する筋肉の特徴を知りましょう!
肩回りには、複数の筋肉が存在しています。
頭や首を支えたり、腕を動かしたり、上半身を安定させるための重要な役割を持っています。
原因となる筋肉の部位により、こりや痛みのでる場所もさまざまです。
僧帽筋
首の後ろから肩、背中にかけての一番表面にある大きな筋肉です。
肩甲骨を動かしたり、ものを持つ際に固定させる働きがあります。僧帽筋が硬くなると、首の後ろから肩甲骨まわり、背中の張り感や痛みを感じます。
肩甲挙筋
首の横から肩甲骨の上部にかけてある筋肉です。
肩をすくめる動きや、後ろを向くときに働きます。肩甲挙筋が硬くなると、横や後ろを向いたときにつっぱる感じがしたり、痛みが出ることがあります。
頭板状筋
頭の下から首、背中にかけて伸びている筋肉です。
頭蓋骨を支え、首を倒す際に働きます。頭板状筋が硬くなると、首を後ろに倒すときにつっぱる感じがしたり、痛みがでることがあります。
菱形筋
僧帽筋よりも深い位置にあり、首の付け根のでっぱりの部分から肩甲骨の内側にかけてあります。
肩甲骨を引き寄せる際に働きます。菱形筋が硬くなると、胸を張る動きをするときに肩甲骨周辺に痛みがでることがあります。
三角筋
名前の通り三角の形をした筋肉で、肩を覆うように腕の上部に繋がっています。
肩を前後に動かしたり、外に開く際に働くので、腕を動かすほとんどの動きに関わっています。三角筋が硬くなると、腕を上げにくくなったり、肩をまわす動きで痛みが出ることがあります。
肩こりを放置するとどうなるでしょう?
肩こりと言っても人それぞれですが、自覚症状の強さも人によります。
では、肩こりに対処せず放置し続けたらどうなるのでしょうか?
姿勢の悪化
肩こりの状態の姿勢は、首が前に突っ込んで肩が内側に入った状態が多いです。
その状態では良い姿勢をキープすることが出来ません。
猫背状態になることで腰まで丸まってしまう為、肩周りだけでなく全体の姿勢に悪影響が出ます。
筋肉がこり固まってしまうことで余計に負担がかかり、使われない筋肉が衰えていよいよ正しい姿勢を保てなくなってしまうのです。
頭痛
肩と首は繋がっているため、肩こりから首、頭部への血流へも影響があります。
筋肉の緊張、血行不良により、頭周りの筋肉も緊張していきます。緊張が強くなりすぎると、緊張性頭痛を引き起こしてしまうのです。
頭痛が続くと人によっては睡眠不足に陥ったり、吐き気を催してしまう人もいる程です。
目の疲れ
目のまわりの筋肉は首や肩とも連動しているため、肩まわりの筋肉の硬さが目のまわりの筋肉の緊張も引き起こすのです。
パソコンやスマホの画面を長時間見続けていると、ピントを合わせるための筋肉が疲労したり、瞬きの回数が減り、目に負担がかかります。
視力の低下だけでなく、ドライアイなど別の問題を引き起こす可能性もあります。
自律神経の乱れ
肩こりで筋肉の緊張や血行不良が続くと、交感神経が優位になり自律神経のバランスが乱れ、さらに緊張状態に…と悪循環に陥ってしまいます。
自律神経とは、呼吸や循環、消化吸収など生命維持に必要な機能をコントロールしています。
身体を緊張させる「交感神経」とリラックスさせる「副交感神経」があり、身体のバランスを保っています。
身体が常に緊張状態にあると、リラックスすること自体が難しくなり睡眠不足に陥ったり、気持ち的な余裕あるもなくなることがあります。
ストレス
常に肩に何かが乗っている状態が続くと、シンプルにストレスが溜まるものです。
それに慣れたとはいえ、身体としては負荷がかかった状態が続くわけです。
自律神経はストレスによっても乱れることがあります。
仕事や家事、育児などさまざまなストレスによって交感神経が優位になります。
自律神経の乱れにより、イライラしたり不安な気持ちになったりとさらにストレスを抱えやすくなって悪循環に陥ってしまうこともあるのです。
ただの肩こり…と思ってそのままにしていては心身のバランスが乱れてしまうかもしれません。何もせずに放置しているとどんどん症状は悪化してしまいます。
負のスパイラルに陥ってしまう前に、原因を理解して肩こりを予防しましょう!
頑固な肩こりは当サロンにお任せください!
からだメンテナンスfuanでは、肩こりの原因になっている筋肉や骨格の歪みを問診や触診など詳しく検査して特定していきます。
何度マッサージをしても、すぐに元に戻ってしまう頑固な肩こりは「骨格の歪み」が原因になっている場合がほとんどです。
歪みを整えて「肩こりを根本改善」させていきましょう!
日常生活でできる「肩こり」予防のポイント
肩こりの改善には適度に筋肉を使い、血行を良くする生活を意識してみましょう。
ポイント① 血流改善、筋肉の緊張をやわらげる
肩や首を冷やさないように気をつけましょう。
冬場はストールやマフラーなどをうまく活用しましょう。
夜は、しっかり湯舟に浸かって身体を温めましょう。どうしてもシャワーだけ、となってしまうときは蒸しタオルを使って温めるのも効果的です。
また、ストレッチを行うと筋肉の緊張を緩めることができます。身体の歪みも改善に繋がり、血流改善にも繋がります。
ポイント② 姿勢改善、筋力アップ
前のめりの姿勢や長時間の同じ姿勢は、肩こりを引き起こします。
筋肉を鍛えることによって良い姿勢が楽に保てるようになるので、適度な運動や筋トレは肩こり改善に効果的です。
なるべく階段を使う、大股で歩く、家事をしながらつま先立ち、スクワットなどのながら筋トレなど、気軽に始められるものから取り入れてみましょう。
朝の習慣にラジオ体操もおすすめです。全身動かすので身体も温まります。
ポイント③ 身体を休めて疲労回復
規則正しい生活を行うことで、自律神経が整います。
毎朝同じ時間に起きる、毎日同じ時間に食事を取る、決まった時間に寝るというように心がけましょう。
睡眠によって、筋肉の疲労回復、傷の修復が行われ、肩こりの解消にも繋がります。
より良い睡眠のために首や肩の負担を減らすために枕を変えてみるのも良いでしょう。
肩こりがない生活ってどんな生活だと思いますか?
幼い頃は肩こりの悩みもなかったわけです。
その状態に今なれるとしたら、どんなに快適だろうと思いませんか?
肩こりがないとたくさんのいいことが待っていますよ。
- 集中力が続きやすくなる。
- 姿勢が良くなり、健康的に見える。
- むくみや冷え性の改善する。
- 便秘が解消する。
- 精神が安定、やる気が出る。
- 良く寝れて疲れが取れやすくなる。
肩こりを改善することで、筋肉が本来の働きを取り戻します。
血流も改善することで、老廃物の排出を促し、疲労回復も期待できます。
自律神経が整うことにより、ストレス緩和、精神的な安定へと繋がります。
健康な身体はストレスが少ないです。悪循環のサイクルから好循環のサイクルに変わっていきます。我慢せずに肩こりを改善に向けて頑張りましょう!
まとめ 現代人は肩こりと隣り合わせ
スマホが当たり前になっているこの時代。
ちゃんと予防しないと、必ず肩こりに悩まされます。
たかが肩こり、とそのままにしてしまうと疲労が積み重なって全身にまで症状が出てしまいます。
ひどくなる前に対策して、肩こり知らずの快適な生活を送りましょう!
からだメンテナンスfuanでは、肩こりの原因を細かいヒアリングとボディチェックを行い、一人一人にあった施術をご提案します。
一人で悩まず、まずはご相談ください!
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