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子どもの側弯症でお悩みの方へ

子どもの側弯症でお悩みの方へ

こんにちは!
志木の隠れ家整体サロン「からだメンテナンスfuan」の北見です。

これまで約10年間整体師として様々な症状のお客様を診てきました。今回はこれまで診てきたお客様の改善例を挙げていきたいと思います。

もしこのブログをご覧になった方で同じような症状がでているようであればぜひ参考にしてみてください。

子どもの側弯症(そくわんしょう)

年代:小学校低学年

症状:軽い側弯

時期:昨年の健康診断で指摘をされた

受けられたコース:学生整体30分コース


今回のお悩みは、本人ではなくご両親が息子さんのことを心配されてfuanに連れてきてくれました。

昨年の健康診断で「問題はありませんが軽い側弯がありますね」と背骨の歪みを指摘され、このままひどくなってしまったら…。と不安がよぎり一度整体を受けさせようとご紹介いただきました。

身体を診てみると、たしかに側弯症の方々と比べるとひどくはありません。胸椎上部が少し右にカーブしているかなぁというレベルです。整体師という立場上、はっきりと診断もできなですし、今後のことをどうこう言えません。ですが、まだまだ成長をしていく子供の段階では放っておくには危険かなと判断をしました。胸椎以外に歪んでいる部分はないか?軽く側弯があるので普段の姿勢がとても悪いのではないか?

整体師としてできること、伝えられることは伝えていかないと大人になった時に本格的に歪みが強くなってしまっては可哀そうなので、骨盤矯正や筋肉調整、姿勢の指導はしました。あとは本人の意識の問題や、周囲の大人が辛抱強く姿勢など指摘していくしかありません。

こういった事例はよくあります。まだ子供だからと軽視せずに何か気になることがあれば、どこかに相談だけでもするようにしてください。fuanでもLINEなどでメッセージをいただければお返事いたします☆

側弯症について

「側弯症」とは背骨が左右に弯曲した状態で、背骨そのものの歪みです。
背骨が歪むことによって、「 左右の肩の高さの違い」「片方の肩甲骨の突出」「胸郭(きょうかく)の変形」「肋骨や腰部の隆起」などの変形を生じます。
特に女性に多くみられ、先天的な異常による側弯を「先天性側弯症」、神経や筋肉の異常による側弯を「症候性側弯症」といいます。

原因は何?

機能性側弯症

生まれつきの背骨の奇形、神経や筋肉に原因がある場合や身体を支える組織の異常、外傷、腫瘍など、原因が明らかなものを「機能性側弯症」といいます。
機能性側弯症の一番の原因として、「日常生活での姿勢」が挙げられます。
特に成長期には、勉強時の姿勢やテレビを見ている姿勢が丸まっていたり、寝ているときの姿勢などで徐々に歪みが生じてきます。
子供は姿勢が悪いという意識はほとんどありません。日常生活での姿勢に関してはご両親がしっかりと観察をして、気をつけさせるようにしましょう。

構築性側弯症

背骨のねじれを伴った側弯症のことをいいます。
骨の変形があるので簡単にまっすぐに戻らなくなった状態です。
特別な原因もなく発症するもの、生まれつき脊柱が曲がっているもの、神経や筋肉の病気が原因で発症するものなどがあります。

特発性側弯症

原因がはっきりしている機能性側弯症とは違い、原因が分からないものを「特発性側弯症」といい、側弯症の80%以上を占めます。
特発性側弯症は、10歳未満で発症する場合と、10歳以降で発症する場合とに分類されます。
10歳以降に発症するものが多く、比較的女性に多いです。通常は成長とともに歪みを伴った側弯変形が進行し、成長が止まると同時に進行も止まります。

側弯症の一般的な治療法

・マッサージ
・指圧
・鍼灸
・牽引療法
・温熱療法
・運動療法
・投薬
・注射
・手術

などがおこなわれます。

歪みは多少残りますが軽度の歪みであれば、その後の生活にも影響はありません。
しかし、「ある程度以上」に変形したものはその後も少しずつ進行し、やがて内臓を圧迫するようになり、健康に害を及ぼすこととなります。
変形が大きくなると肺の圧迫から呼吸障害をきたし、さらには心不全を起こす可能性があります。そのため、「ある程度」の変形を超えないよう、早期発見が重要となります。

側弯のセルフチェック方法

前屈をする

立ったままの状態からゆっくりと前屈をしていきます。膝が曲がらないようにいけるところまで曲げたところで、「背中の左右の高さ」を比べてみましょう。この時に、あまりにも左右差がある場合は、側弯症が始まっている可能性があります。単純に左右の肩こり度合いで、高さが変わる場合もあるのですが、心配な方は一度医療機関への受診をおすすめします。

姿勢を正して立つ

上半身の服は脱いだ状態で、姿勢を正して立ってください。背面から見て左右の肩の高さや肩甲骨の高さを比べてみてください。こちらもはっきりと左右差がある場合は、医療機関への受診をおすすめします。

もちろん大人の側弯症もあります

子供に多い(特に女子)側弯症ですが、もちろん大人になってからも何らかの原因によって側弯してくる可能性もあります。
圧迫骨折によって骨が潰れてしまったり、加齢によって背骨が変形した変形性脊椎症には、骨粗鬆症や脊椎不安定症を伴うものも多いです。
また、子供の頃に発症した側弯症が進行することもありますので、生活習慣や姿勢の影響もあるかもしれません。

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